枯山水
【内容】
枯山水の美しい庭を作り上げるゲーム。
【簡単な流れ】
まず、手番に庭のタイルを1枚引いて自分の庭ボードに配置する。
あるいは、保留スペースが空なら引いたタイルの配置を保留することもできる。
また、そのタイルをほしいプレイヤー譲渡して徳(後述)を得ることもできる。
また、プレイヤーがタイルを配置すると宣言した場合、他のプレイヤーは徳を消費してそのタイルを奪って配置することができる。
タイル配置処理の後、
・座禅(徳+1)
・禅僧を1タイル分移動させる(禅僧がいる位置の縦列にのみ石を配置できる)
・石の配置(徳を消費)
・作庭家カードの使用(特殊効果のあるカード。ゲーム開始時に1枚配布されて1回だけ使える)
のどれかを1回行う。
というのが基本的な1ターンの流れ。
最終的に特定の配置で石を並べているかどうかや、タイルがうまく接続できているかどうかなどの幾つかの方法で勝利点を得られ、勝利点が多いプレイヤーが勝ち。
【感想】
カルカソンヌの街づくりをプレイヤーごとに個別に行うように変更し、
激減したインタラクションを埋めるようにタイル譲渡や奪取の要素を加えたゲームという印象。
あまり何度もやってはいないけど、割とおもしろいと思う。
タイルを譲渡しないと徳が足りなくなりがちで、かといって譲渡しすぎると庭の形が不安定になる。
タイルを積極的に奪取してきれいな庭を作ろうとしても、徳が足りずに石が配置できなくなる。
その辺のバランスが難しい。
ちなみに中盤で負けてるのがわかると蚊帳の外感がすごい。
どうにも途中から逆転しづらくて消化試合化するような感覚は否めない。
明らかに負けてるプレイヤーをもうちょっと活かすことができるような要素があればなーと思った。
あと、みんな指摘していることだけどコンポーネントがかなり雰囲気ある。
作庭家のじじいイラストがかなり味があって笑えるし、
庭石がかなりいい感じの質感。
石は多分本物の石に着色したもの?のような気がする。
若干値段が高いけど、この中身のクオリティを見ると仕方ないのかなという気がする。
【おすすめ度】
68.5/100