消費感想文

頭の悪い感想を書いています。主に読了本のメモ。

電力会社

電力会社(Power Grid)

 

【内容】

発電所、送電網、燃料を買いつつ、電力を供給して資金を得てゆくゲーム。

最終的に送電エリアが多い人が勝ち。

 

【簡単な流れ】

 

・発電所の購入

場に見えている発電所を手番順に選択して、オークションにかける。

 

・燃料資源の購入

発電所の購入手番とは逆順に、燃料を購入する。

 

・送電網の整備

発電所の購入手番とは逆順に、送電網を購入する。

 

・送電と収入

燃料を消費して送電し、送電した分だけ決まった収入を得る。

 

・発電所、手番、資源の調整

場に見えている発電所のうちコストの高いやつを山札の下に戻して、上から一枚出す。

持っている発電所のコストが高い順に手番を入れ替える。(一番高い発電所を持っている人が次のターン1番手)

購入して場から減っている資源を決まった量だけ復活させる。

 

 

というのを終了条件を満たすまで繰り返す感じ。

あとは、第一~第三ステップまであって、そのステップによって資源復活量が変わったり、一つの都市に送電できるプレイヤーの数が増えたりする。

 

【感想】

燃料が場から減れば減るほど高騰してゆくのと、一つの都市に供給できるプレイヤーの数に制限があるため、燃料の購入と送電網の整備は早い手番のほうが有利になる。

ところが、効率の良い発電所を持っているほど、これらが回ってくるのが後になってしまうためジレンマが発生する。

基本的に勝っているプレイヤーが不利になるような感じなので、1ゲームに長時間かかりはするものの、逆転不可能な状況になることが終盤までなく、なかなかだれない。

ただ、手番が変わったり、資源の供給量が変わったりなど、基本的な流れを把握したあとでもなかなか覚えられない細かい要素が多く、よっぽど慣れてこない限りマニュアルを確認しながらゲームを進行することが多くなるので、テンポはあまり良くない。

 

どの発電所を買うことができるか、という1点しかランダムな要素がないので、おそらくは熟練してくるとアブストラクトゲームに近いくらい上手い下手がはっきり現れるんじゃないかと思う。

ただ、そうであってもゲームの特性上、最終局面手前まで逆転不可能な状況にはなりにくいので、うまい人を相手にしても、何度やっても勝てる気がしないというようなことにはなりにくい気がする。

この辺りはやりこんでみないとわからないかな。(まだ10回もやってない)

 

面倒な点は多々あるものの、今までやったゲームの中ではかなり好き。

 

【おすすめ度】

75/100