フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略
フリー〈無料〉からお金を生みだす新戦略
【内容】
「リソースが潤沢でコストが無視できるほど小さい市場では、それを無料で提供して他の部分で稼ぐ」という無料にまつわるビジネスモデルについて、グーグルとか、アイテム課金ゲームとか、オープンソースプロジェクトとか、ウィキペディアとか、とにかくいろんな事例を挙げて延々と語った本。
【感想】
本書でよくネタが引用されてる「予想通りに不合理」あたりの行動心理学系の本を読んだせいなのか、自分がフリーミアムの成長とともに育った世代だからなのか、ネットで改正著作権法の話を見るうちに海賊版のメリット・デメリットが自然と頭に入っているせいなのか、いろんな原因があるんだろうけど、とにかく見たことある 話が多いなという印象だった。
読むタイミングによって印象が変わるような気がする。
もっと早く読んでいればよかった。
最近オープンソース的なプロジェクトがソフトウェア以外の分野にも広がっている感じがするから、今あえてこの本を読んだのもよかったかもと思うことにする。
内容自体はかなり読みやすくて、すごく面白い。
翻訳本的なわかりにくい言い回しもあまりないし、 わかり易い言葉でなるほどと思ういいことが書いてある、かなり良い本です。